一本松たっこの湯

野湯に入りたい!

・・・唐突ですがそんな衝動に駆られて自然の湯を目指しました。

冒険好き+温泉好き+秘境好きなら訪れたいスポット、それが「野湯」。

到達できる難易度も色々あるみたいで、ここは初心者でも訪れやすい秋田県の乳頭温泉に分布する野湯です。

目的地までのルートはほぼ分岐が無く、多少道は険しいものの、30~40分あれば到着できます。一部草木が深いところや岩場、ぬかるみなどがあるので靴はしっかりとしたものをお勧めします。

黒湯温泉駐車場から10分程度:湯煙が至る所に見える

湯煙が立っているのを見ながらさらに歩くこと10分、川をわたる端が見えてきます。手すりが無いので落ちないように。

黒瀬温泉駐車場から15分:この橋より先は少し険しくなる

この橋の先は少し険しさが増し、岩場やぬかるみがあります。転倒や足をひねったりしないよう注意しましょう。ソロの場合は少しの怪我が命取りになる可能性があるので初心者での単独行動は避けましょう。

こんなところについて来てくれる仲のいい友人がいない場合は体を鍛えましょう。強靭な肉体はすべてを解決してくれます。

黒瀬温泉駐車場から30分:左から右へ川を渡ります

上の写真の岩場エリアで川を渡るとゴールはすぐそこです。

訪れた日は5月で快晴のため暑く、良い感じに疲労したところでやっと温泉を見つけました。今回はバックパックキャンプのトレーニングも兼ねていたので重装備で歩いていました。

テント、寝袋、食料など装備一式でトレーニングも兼ねています
一本松たっこの湯:湯船は有志で作られている

ここの温泉は登山道のすぐ側にあるため、登山者から丸見え状態です。

更衣室等はもちろん無いため、岩の上で服を脱ぎ、入浴します。

早速入りました!とにかく熱い!ですがそれが野湯の醍醐味なのかなと思っています。底からは絶え間なくぶくぶく湯が沸いており、泥もたまっています。

北海道、羅臼にある「熊の湯」の熱さを思い出しました・・・

ロケーションが自然そのものでとても気持ちのいい温泉です。人工的な音は何一つ聞こえなく、心が安らぎます。ゆっくりと浸かり、なんだかんだ1時間くらい入っていました。

近くに川があり、ホースをうまく上流に設置すれば川の水で温度を下げられます。

水質は透明、かき混ぜると沈殿物が混ざり、白濁になる

途中ホースが外れ、復旧のためタオルもつけず素足で川に入りましたが、謎の背徳感と大自然を同時に感じ、不思議な感覚になりました。

次はまたどこかの野湯に行きたいなと思いながら下山し、田沢湖周辺のキャンプ場へ向かいました。田沢湖キャンプは別記事で紹介します。

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